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interview #02 田中恵子

2014年に出会い、母と二人三脚で歩み続けたボッチャの道。2019年のアジア・オセアニア選手権ではBC3クラスの団体戦で銀メダルを獲得。同年ワールドオープンではペア部門で金メダルを獲得。石川県勢初となる東京パラリンピック代表を決めた田中選手にお話を伺いました。

氏名:    田中恵子(たなか けいこ)
クラス:  BC3
アシスタント:田中 孝子
生年月日: 1982年7月21日
出身地:   石川県
所属:    株式会社ゴーゴーカレーグループ
主な成績: 
・BISFed2018ワールドオープン カンザス大会出場
・日本選手権 2位 (2016)
・日本選手権 3位 (2018)
・BISFed2019 リージョナルオープン香港大会 ペア戦 優勝
・BISFed2019 アジア・オセアニアチャンピオンシップ韓国大会 ペア戦 2位

――まず始めに、田中選手のボッチャとの出会い、そして始めたきっかけを教えてください。

田中選手:私がいた施設でスタッフとして働いていた方がボッチャのコーチをしていて、それがきっかけでした。ボッチャに出会えたのが2004年。なのでボッチャ歴は16年目になりますね。

――普段の練習はどのように行っているのですか。

田中選手:普段はひとりで練習しています。ひとりぼっちのボッチャです。ひとりで赤と青を担当して、自分で試合をシミュレーションしながらトレーニングしています。コロナ禍ではありますが、練習自体はひとりなので、今までと特に変わらず、週に2回の練習時間を確保できています。

――ボッチャの練習以外でハマっていることはありますか。

田中選手:音楽を聴くことですね。ジャニーズのKinKi Kidsの歌が好きでよく聴いています。友達がKinKi Kidsが好きでよく聴いているんです。それを私も一緒に聴かせてもらったときに、良い曲だなって思ったんです。テレビのトークも面白いので良く見ています。

――シビアなミリ単位での調整が必要なBC3クラスで戦われている田中選手ですが、集中力を維持する秘訣などがあれば教えてください。

田中選手:そうですね。特にこれといって決まったルーティンはありませんが、試合の前に甘いものをひと口食べて『よし、行くぞ』と気合いを入れて試合に臨みます。

――今まで数多くの試合を経験されてきたなかで、調子が悪いときもあったと思います。そういうときに気持ちを切り替える方法はありますか。

田中選手:あまりうまくいかなかったとしても落ち込まず、次を考えるようにしています。前の試合のことを考えるより、『次は勝つぞ!』という気持ちを持って次の試合に臨むようにしています。                                                                                     


――BC3クラス唯一の女性選手ですが、そこに対する思いはありますか。

田中選手:そうですね、女性選手のトップであり続けたい、と思っています。

――火ノ玉JAPANのなかでライバルはいますか。

田中選手:河本圭亮選手です。ボールコントロールの精度もそうですし、次の次まで考えてうまくプレーできているところがすごいな、と思っています。

――田中選手ご自身のストロングポイントを教えてください。

田中選手:ロングが得意ですね。私の場合、近いよりもロングのほうがボールが見えやすいんです。ボールが見えやすいとジャックボールの真っ正面に向かうことができるので、狙いが定めやすいので、ショートよりも得意ですね。

――前回のリオデジャネイロパラリンピックでボッチャがメダルを獲得しました。そのことで認知度も上がったと思うんですが、東京パラリンピックに期待するところはありますか。

田中選手:BC3クラスの面白さをよく見てもらいたいですね。ランプの難しさ、そして面白さを知ってもらいたいな、って思います。

――初のパラリンピック出場となると思います。東京パラリンピックでの目標を教えてください。

田中選手:やっぱり、東京パラリンピックでは優勝を目標にしています。そのために、BC3クラスのみんなとコミュニケーションを取りながら練習に取り組んでいます。そして、私は唯一の女性選手ということで、女性でも世界と戦える、こんなにできるんだ、というところを見せたいと思います。

――最後に、ボッチャファンに向けてひと言いただけますか。

田中選手:ボッチャというスポーツは、やってみると分かる面白さもあります。本当に楽しいので、ぜひみんなにやってもらいたいと思っています。

――ありがとうございました。

constitution 田坂友暁 / photo 松川智一 / interview 阿部倫太朗
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